2011年10月20日15:16
凸版印刷は、申込書発行システム「SpeedEntry plus(スピードエントリープラス)」のタブレット端末対応版の販売を10月下旬より開始すると発表した。
SpeedEntry plusは、銀行の店頭での各種申込書や、流通店舗の店頭におけるクレジット・ポイントカードの申込書を、パソコン上でペンによる手書き入力と運転免許証をはじめとする公的認証カードの券面の文字情報を自動的に読み取り、ペーパーレスで作成するシステムである。
入力したデータは、凸版印刷のデータセンターで一括管理。ユーザ企業が持つ既存のホストコンピュータのフォーマットに合わせてデータを加工、申込データの登録を行う。
凸版印刷では、さまざまな種類のタブレット端末対応を実現。持ち運びが便利なタブレット端末の特長を活かし、ユーザ企業は、特設会場やイベント会場など、場所を問わずに受付業務ができるという。また、ユーザインタフェースを考慮した画面設計により、申込者自身がスムーズに操作できることから、受付業務の負荷を削減している。
初期費用は約2000万円から、運用費用はサーバ、プログラム年間運用費として約200万円からとなる。同社では今後、銀行やクレジットカード会社、保険会社などの金融業界を中心に、2012年度に関連ソリューションを含め約10億円の売り上げを目指す。