2011年11月13日9:00
世界に1億人の稼動会員と900万加盟店をもつPayPalが、ニューヨークにショッピングショーケース(実験店舗)をオープンした。
場所はニューヨークはマンハッタン南部の三角地帯TriBeCa(Triangle Below Canal)174Hudson Street。
実験店舗のターゲットは小売店。PayPalが提供する最新の決済ソリューションを体験できる。
PayPalはオンライン決済からオフライン決済(リアル店舗での決済)へ事業領域を拡大しようとしているが、ショーケースはその一環。
オフライン決済の新たな体験として以下のデモを実施している。
PayPalの独自ブランドカード(プリペイドカード)を小売店頭の端末で決済(Swipe:磁気カードをスワイプ)。携帯電話番号と4桁のPINを入力して決済(Enter)。そしてNFC非接触決済(Tap)である。
加えてPayPalWalletに既存のギフトカードを簡単に挿入し管理できるPayPalの最新アプリの紹介もある。
PayPalはVisaやMasterCardに代る新たな決済ブランドネットワークを構築しようとしている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。