2011年11月11日8:13
PCI DSS関連製品を販売するベンダーや認定セキュリティ評価機関「QSA」、認定スキャニングベンダー「ASV」などが中心となり活動する日本カード情報セキュリティ協議会(JCDSC)は、2011年11月10日、秋のコミュニティミーティングを開催した。2009年4月に設立したJCDSCは、11月2日現在、107社が参加している。
冒頭、運営委員長のBSIグルーブジャパン 武藤敏弘氏は、「今年の春以降、数多くの情報漏えい事故が起きており、情報セキュリティをもう一度見直すタイミングに来ていると思います。日本カード情報セキュリティとしても事業継続も合わせた形で情報セキュリティを推進していきたい」と語った。
今回のコミュニティミーティングでは、アリゾナ州スコッツデイルで開催された「PCI SSC主催2011年コミュニティミーティングのフィードバック」、JCDSCに加盟するQSAがPCI DSS要件の解釈の緩やかな統一を図るための場である「QSA部会活動報告」「関連団体などと連携したQSA部会ワーキング活動」、製品ベンダーの情報交換の場である「ベンダー部会活動報告」、ペイメントアプリケーションのセキュリティ基準である「「PA-DSSの基本と国内普及の状況と課題」などを協議会のメンバーが説明した。また、会の最後には、「標的型攻撃に関するディスカッション」を実施し、活発な意見交換が行われた。