2011年12月10日9:00
ウェスタンユニオン(WU)は送金サービスの巨人である。世界中にエージェントネットワークをもち、その店舗まで行けばいつでも送金でき、受け取りもできる。
ただ、このサービスはウオークイン型と呼ばれるように、わざわざで店舗まで出向き、手続きに順番待ちしなければならないという煩わしさがある。
それを解消するのがプリペイドカード。米国ではすでにウェスタンユニオンとMasterCard(MC)は共同で、プリペイドカードに送金できるサービスをはじめている。
これを世界的に拡大するため、MasterCardとウェスタンユニオンは戦略的提携をおこなった。目標は「シームレスで、安全、そして効率的な送金サービス」である。
ターゲットは銀行口座をもっていない人たち(Underserved)で、世界中に25億人もいるという。まずはラテンアメリカと欧州で展開する。
送金サービスにプリペイドは欠かせないツールだといえよう。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。