2011年12月14日12:35
Visa(ビザ・ワールドワイド)は、2011年10月に同社が実施した「Visa 2011 Year-End Holiday Online Shopping Japan Report(2011年Visa年末休暇オンラインショッピング調査 日本版)」によると、過去6カ月以内にオンラインショッピングを利用したことのある731人の日本人の回答者のうち、69%のオンラインショッピングユーザーが年末年始(クリスマス・お正月用)のショッピングにオンラインを利用しようとしていることが分ったと発表した。その中で18-24歳の若年層の利用が最も多く、他世代に比べ外出先で利用するといった特徴的な利用実態が明らかになったという。
同調査は、The Nielsen CompanyがVisa からの委託により、2011年10月21日から30日までに18歳から55歳の過去6カ月以内にオンラインショッピングを利用したことのある日本人男女731人に対しオンライン調査を実施。731名のうち、この年末年始にオンラインショッピングを利用する予定だと回答した504名について詳細な利用意向を尋ねた。
調査結果によると、69%のオンラインショッピングユーザーが、年末年始へ向けた買い物でオンラインを利用する予定だと回答した。また、18-24歳の若年層が他の年齢層に比べ最もオンラインショッピングに対して興味を持っており、18-24歳のユーザーのうち、91%が年末のショッピングにオンラインを利用する予定だと答えている。それに対し、25-34歳のユーザーは72%、35-44歳、45-55歳のユーザーはともに6割となっている。
18-24歳のユーザーは、スマートフォンやタブレットなどの携帯機器を利用することが多く、他の世代は圧倒的に家でのPCやノート型パソコンを使用してのオンラインショッピング利用が多い。また、決済方法もクレジットカードを所持できる年齢条件に達していないユーザーも多く含まれるため、クレジットカード決済比率はほかに比べ20%近くも少なく、その分コンビニ決済が20%と非常に多くなっている(25-34歳は6%、35-44歳は1%、45-55歳は0%)。同調査結果から、若い世代はオンラインショッピングの購入から支払いまでを外出中に行っていることが多いことが分かった。
また、オンラインで購入する物の上位商品として、食料、衣服、CD、DVD、本、旅行関連用品などが挙げられている。25歳以上では食料・飲料の購入が一番多くなっているが、それに比べ、18-24歳の若年層はファッションやアクセサリの購入にオンラインを使用することが最も多く、食料品などの買い物にはオンラインはあまり活用しない傾向が見受けられるという。
また、全体のうちの85%のユーザーが、昨年以上にオンラインショッピングを利用する予定だと回答している。その理由として、「便利さ」と「買い物時の混雑を避けたい」が上位に挙がった。そのほかには、「多くの商品・サービスが見たい」、「商品・サービスの割引を受けたい」といった理由が挙げられている。