2012年2月29日19:26
日本カードビジネス研究会は、2012年2月29日、東京都千代田区のホテルルポール麹町で「2月度NCB定例セミナー」を開催した。今回は「送客モデルとペイメントサービスの変革と融合」と題し、一般社団法人 金融財政事情研究会 月刊「消費者信用」編集長 浅見 淳氏が講演した。
改正貸金業法の影響による融資事業の縮小、さまざまなキャッシュレス決済手段の台頭、資金決済法施行など、クレジットカード業界をとりまく厳しい環境が続いている。特にキャッシュレス決済に目を向ければ、その変化と市場への浸透スピードはペイメント革命と呼ぶにふさわしい状況だ。いっぽうで、「送客」というかつて盛り上がりをみせたビジネスモデルを再構築し、会員や加盟店との関係を見直す動きもみられる。
浅見氏は、クレディセゾンやジェーシービーなどが展開する新しい送客モデルとその可能性、・デビットカード・プリペイドや資金移動業など多様化する決済のビジネスモデル、NFCやスマートフォンを活用した新サービスの特徴などについて講演した。
日本カードビジネス研究会では「定例」「公開」セミナーを定期的に開催している。今後のセミナーの予定は同研究会のWebページに掲載されている(http://www.ncbi.jp/ncbhp/)。