2012年3月5日13:03
凸版印刷と、サイバーエージェントは、凸版印刷が開発した次世代プロモーションシステムを活用した「リアルいいね!」プロモーションで協業すると発表した。両社は共同でプロジェクトチームを発足し、商業施設や流通企業などに向け、同プロモーションの販売を2012年3月上旬からスタートし、2012年中に30件の導入を目指す。
凸版印刷が2011年11月に提供開始した次世代プロモーションシステムは、NFCとスマートフォン、ソーシャルメディアを活用するシステムである。ユーザーのFacebookアカウント情報を登録したICタグを、展示会などのオフラインの場に設置したNFCリーダにかざすことで、ユーザーのFacebook上に“いいね!”が送信される。商品の画像や商品名、価格、説明、URLなどとともに“いいね!”情報をFacebookのページへ表示させることで、ユーザーの友達にまで共有・伝播が可能なため、同システムを活用する「リアルいいね!」プロモーションでは高い宣伝効果が期待できるという。
今回の協業に伴い発足させたプロジェクトチームでは、凸版印刷が次世代プロモーションシステムやICタグの提供、販促物の制作などを行い、サイバーエージェントが「リアルいいね!」プロモーションの企画立案および実施を担当する。企業は販促活動や広告展開において、商業施設や店舗、イベントスペースなどのオフライン展開と、ネット上でのオンライン展開をシームレスにつなぐことができ、「O2O(Online to Offline)」を実現する新しい販促活動や広告展開が可能となる。
また、同プロジェクトの第1弾として、2012年3月2日にサイバーエージェントが開催したブロガーイベント「AmebaGG Beauty College」では、次世代ショーウィンドウをコンセプトにした「リアルいいね!」プロモーションの体験型企画ブースを設置し、来場した「Ameba」の女性ブロガー500人が、実際に「リアルいいね!」プロモーションを体験したという。