2012年3月26日18:00
ポイントシステムの提供などを行うトリニティは、共通ポイント「Tポイント」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と業務提携し、2012年4月1日から、中小店舗向け「Tポイント」ASPサービスを提供開始すると発表した。
今回のサービス提供にあたり、トリニティは、Tポイントの精算業務システムの構築と、専用端末のアプリケーション開発、運用を行う。また、新規Tポイント加盟店の開拓に関する代理店としてもCCCと契約を締結した。同提携に伴い、トリニティは、CCCが掲げる事業戦略「地域に密着したポイントサービスの提供によるさらなる顧客満足度向上」を加速させるため、CCCとともに販促活動など連携を強化し、Tポイント加盟店拡大を目指す。
具体的なサービスとして、データベースに蓄積されたポイント利用履歴をもとに、ポイント精算や口座振替業務代行システムをASPで提供する。加盟店は、同サービスを利用することにより、自社で設備を構築、運用することなく、精算システムを利用することが可能だ。
また、Tポイントを付与・還元できる専用端末として、東芝テック製の「CT-4100シリーズ」を提供する。同端末は、小型で場所をとらず、大画面タッチパネルで操作が可能だ。さらに、レシートの高速印字&オートカッター機能を搭載しているため、レジ周りの業務効率がアップするという。また、オプションで無線ターミナルも用意しているため、インターネット回線がない店舗でも利用可能だ。
加えて、Tポイント代理店やTポイント加盟店ごとに用意している管理者向けWebサイト「T-Room」で、ポイントが集中管理できる。担当者は、月ごとの精算・請求情報の確認や、ポイント取引情報の履歴確認、集計のほか、端末から出力するレシートの印字内容の設定など、すべての機能設定を専用のWeb画面上から行うことができるという。