2012年7月13日1:06
ソフトバンクBB、ソフトバンクモバイル、ソフトバンクテレコム、ウィルコムは、2012年7月11日、グランドプリンスホテル新高輪において「SoftBank World 2012」を開催した。
SoftBank World 2012では、講演に加え展示も行われたが、ソフトバンクグループの決済代行事業者であるソフトバンク・ペイメント・サービスは、決済サービスとECサイト構築との連携をPRした。同社では現在、140社とパートナーシップを締結している。
ソフトバンク・ペイメント・サービス 営業本部 パートナー営業部 担当部長 藤本利久氏は、「弊社の決済代行サービスと接続しているパッケージベンダーやSIerと契約していただければ、弊社の決済機能をシステム開発なく導入が可能です」と説明する。
同社では、今年からパートナー営業部を新設。ECサイト構築を検討する企業に対し、適切なパートナー企業を紹介している。例えば、パッケージやソリューションとしては、エスキュービズム、ソフトクリエイト、凸版印刷、SaaSタイプとしてはアラタナやインターファクトリー、パッケージ導入タイプとしてはアピリッツ、イーティーネットなどと連携している。
今回の展示会では、エスキュービズムが提供する「EC-Orange」を展示し、通常のEC決済に加え、POSとの連携もPRした。EC-Orangeは、EC-CUBEを独自カスタマイズした国内で№1のシェアを誇るECオープンソースである。同社では、POSレジの機能をスマートタブレットに詰め込んだPOSシステム「EC-Orange POS」も提供している。ソフトバンク・ペイメント・サービス 営業本部 副本部長 小川秀人氏は、「EC-Orangeのソリューションではリアル店舗のPOSとオンラインのショップの在庫連携ができるようになっています」と同システムの強みを語る。
SoftBank World 2012の会場では、ソフトバンクとPayPalが共同で展開するモバイル決済ソリューション「PayPal Here」も展示されていた。さらに、ヒットは、同社が展開するスマートフォン決済モバイルプリンタ「PriFlex Pro」を紹介。クレジットカード情報はAESにて暗号化し、PCI PTSの関連規格であるDUKPTにも準拠したキーマネジメントシステムを採用している。今回の展示会では、カードリーダ非搭載で、スマートフォンからBluetoothで接続するタイプのモバイルプリンタを初めて展示。これにより、PayPal Hereで決済を行い、モバイルプリンタで伝票を出力することも可能となる。また、iPadなどを利用した電子サインのデモも実施した。