2012年8月6日14:01
モバイルコンテンツおよびeコマース事業を運営するアイフリークは、日本国内で展開してきたWebShoppingにおいて、世界200カ国以上の言語と通貨に対応し、決済(購入)が可能なECソリューションの運営を開始したと発表した。現在は、専用Webサイトのみで試験稼動しており、8月中に本格提供を開始する。
従来のeコマースサービスは、金額表示や商品説明であれば「日本語と英語」のような「複数言語」表示は可能だが、商品購入の際に支払う通貨は日本円に限定され、クレジットカード決済の場合には他国での発行カードは使用できなかったため、事実上、多通貨の取り扱いは不可能な状況にあったそうだ。
そのため、同社のみならず国内EC事業者が世界中の人に、自社の商品を体験してもらいたいという思いがあっても、実際には日本円(換算)での取引になるというハードルがあり、世界進出の妨げとなってきた。
アイフリークでは、多言語・多通貨での取引に対応したECソリューションを導入・構築した。同機能により、1年間で100億円超、3年後までに300億円超の流通額増加を見込んでいる。まずは、同社の一部サービスに適用し、順次拡大していく予定だ。