2012年9月14日17:00
ソニーが開発したカードとモバイル向けのFeliCaチップの出荷が累計6億個を達成したと発表した。
ソニーでは、1996年に非接触ICカード技術FeliCaカードの出荷を開始。フェリカネットワークスは、2004年に携帯電話向けICチップ(モバイルFeliCa ICチップ)の出荷をスタートした。2012年7月にカードとモバイルを合わせたICチップの累計出荷数が6億500万個を達成。そのうち、4億300万個がSuicaや楽天Edyをはじめとした各種FeliCaカード用に、また2億200万個がおサイフケータイ向けとして出荷されている。
FeliCaは、2005年に累計出荷1億個を達成したが、7年で6億個突破に至った。昨今では、スマートフォン市場が急速な立ち上がりを見せており、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルから発売の2012年夏のスマートフォン(Android)標準モデルはすべておサイフケータイ対応となっている(子供向けなどの特定モデルは除く)。
同社では、モバイル機器と通信環境がグローバルな展開を示し始める中、FeliCaで築いた技術とノウハウを最大限に生かし、NFCも取り込んだシステム、サービス展開へと進化を進めている。