2012年9月24日18:37
電通は、米国Apple Inc.社の「iOS 6」に標準搭載された電子チケット、電子クーポン、電子会員証など(Pass)を一括管理できる「Passbook」アプリケーションに対応した、企業向けのPassの発行管理システム「PASSSS」(パススス:PASS Smart Service)を開発した。
企業がユーザーに対してPassbookに対応したPassを提供するためには、Apple社が指定したファイル形式でPassを生成する必要があることに加え、Passの高度な利用管理を行うためには、2次元バーコードの読み取りデバイスの準備と、またこれらを統合して管理するシステムの整備を行う必要がある。同社では、Passbook形式での電子クーポン・電子チケットの発行・管理を短時間かつローコストで導入できるPMS(Pass Management System)である「PASSSS」を企業向けに提供することとなった。
PASSSSは、企業が直接Web上でパスを発行・管理できる管理システムと、店舗で発行されたパスを読み取るためのPassリーダアプリから構成されている。9月21日から電子クーポンサービスに限定した形で提供を開始し、年内には電子チケットに対応したサービスも開始する予定だ。