2013年3月4日12:59
凸版印刷と、富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP)は、共同で事業展開する「ギフトカードASPサービス」において、新サービス「デジタルギフトカード対応サービス」を開始すると発表した。
同サービスは、ギフトカードASPサービスと連携して、ギフトカードをデジタル化して発行することで、スマートフォンのアプリに登録できるものである。 第一弾としてApple社の「Passbook」対応サービスの試験運用を2013年3月中旬より開始し、2013年6月に販売を開始する予定だ。さらに、Android OSへの対応を順次すすめていく。
同サービスの利用者は、自身の持つギフトカードのID番号と、カード裏面にあるPIN番号を専用のWebサイト上で入力するとPassbookへ登録され、バーコードの表示ができるようになる。商品購入の際にはレジで同バーコードを提示し、リアルなギフトカードと同様にキャッシュレスで買い物が可能となる。これにより、複数のカードをひとまとめに管理し、いつでも携帯することができるという。
さらにカード発行企業は同サービスを採用することにより、利用者にID番号を発行するだけでPassbookにデジタル化されたギフトカードを発行することが可能となる。従来のプラスチックカード型のギフトカードと共存する形で、一層の普及が見込まれるスマートフォンに対して、よりスピーディーにギフトカードを提供できる新しい発行形態が選択できる。
店舗にとっては、ギフトカードASPサービスの仕組みを利用することにより、リアルタイムでバリューを減算(消し込み)できるのが特長となっている。
なお、同サービスのPass生成機能の開発は、ジェナが担当するという。
凸版印刷と富士通FIPが提供するギフトカードASPサービスは、ギフトカードの残高管理を行う、リアルタイムプロセッシングサービスで、80社以上の採用実績がある。両社ではギフトカード事業の導入に関するビジネスサポートから、ギフトカードの製造・発行、プロモーションサポートまで、ワンストップでサービス提供している。