2012年10月3日9:00
オンラインで特典をチェックし、オフラインの実店舗でカード利用すれば、キャッシュバックがもらえる。この手のサービスがいま米国で急伸している。
Googleもオンライン広告の価値を高めるために、オフライン実店舗での決済トランザクションデータ獲得にGoogleウォレットを推進しているといわれているくらいだ。
米国でO2O決済を提供するため、プリペイドカードを発行する会社が登場した。カリフォルニアのエメリービルに本拠を構えるマーケッタ(Marqeta)である。
マーケッタカードを入手すれば、さまざまな特典情報にアクセスできる。利用するものをチェックし、プリペイドカードで支払うだけでいい。自動的にキャッシュバックがプリペイドカード口座に振込まれる。
たとえば1-800フラワーズで40ドル購入すれば10ドルがキャッシュバックされる。50ドルの眼鏡を買うと50ドルキャッシュバックというのもある。
プリペイドカードは独自ブランドだ。はたしてどれだけのカード利用者と参加加盟店を集めることができるか。汎用性のないカードの魅力は低いかもしれない。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。