2012年10月2日23:01
ブリリアントサービスは、Apple社からリリースされているPassbookと互換性のあるAndroidアプリ「パスケット」と、「パスケット」を利用して、店舗側がO2Oサービスを展開できる「パスケット パス管理サービス」を開発したと発表した。「パスケット」は、2012年10月末に一般向けにGoogle Playにてリリースし、「パスケット パス管理サービス」は2012年12月末にサービスを開始する予定だ。
iPhone5にプリインストールされているPassbookは、クーポンチケットなどで導入する企業が増えているが、Androidスマートフォン利用者はこれらのクーポンチケットを利用できない。また、導入企業側も、専用システムの導入や、オペレーションの増加など、費用がかさむものの、話題性で集客する以外に利点が無く、ブームが過ぎてしまうとその利点も消えてしまう。「パスケット」では、PassbookのパスをそのままAndroidで使うことができる。また、NFCに対応しているため、店舗側が簡単にパスケットを導入できる「パスケット パス管理サービス」には、O2Oサービスでのコンバージョンを計れる機能が含まれているという。
Passbookでは、利用者にQRコードを出してもらう必要があり、特に年配の利用者の場合など、オペレーションが滞る場合があるが、NFCであればタッチするだけで読み取りが可能になる。また、O2Oに親和性の高いNFCに対応していることで、たとえば最近増えている「リアルいいね!」のような施策が打てるようになるという。