2012年10月29日9:00
Visaが推進するバーチャルウォレットは、ブイドットミー(V.me)である。このブイドットミーを使って顧客サービスを拡充しようという銀行があらわれた。
米国のPNC銀行だ。PNC銀行は総資産ランキングで米国第12位である。
今年中に120万人の口座客にブイドットミーを提供。2013年には630万人に拡大すると発表した。
ブイドットミーに登録すれば、参加加盟店での安全なオンライン決済が可能になる。その際、カード番号を入力する必要はない。ユーザー名とパスワードだけで決済できる。
ブイドットミーの加盟店として真っ先に名乗りをあげたのは、オンラインショップの1-800フラワーズである。支払いページにブイドットミーのボタンを追加し、ブイドットミー支払いを可能にした。
ブイドットミーによって、利用者はカード番号を使わなくてよくなる。3Dセキュアも不要だ。ブイドットミーにはVisaカードだけでなく、マスターカード、Amex、Discoverのカードを登録することができる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。