2013年2月4日15:07
家電量販店のヨドバシカメラ、トッパン・フォームズのグループ会社であるTFペイメントサービス(TFPS)は、TFPSが提供するクラウド型決済プラットフォーム「Thincacloud(シンカクラウド)」を採用し、ヨドバシ各店、および各テナント店舗における国内電子マネーの店頭決済、およびyodobashi.com上でのインターネット決済を順次展開することに基本合意したと発表した。
シンカクラウドは、店頭での利用を想定する対面決済およびインターネット上での利用を想定する非対面決済の2つの決済方式を基本機能として持ち合わせている。さらに今回の基本合意には、ヨドバシカメラが提供する「ゴールドポイント」をシンカクラウド上でサービス提供し、ポイントサービスと電子マネーのインフラ統合を行うことが計画されているという。ヨドバシカメラでは、ポイント付与による顧客誘導から決済に至るまでの一連の活動をシンカクラウド上で一貫して行う。
また、シンカクラウドは、NFC(Near Field Communication)をベースとした決済プラットフォームであるため、既存のFeliCaをベースとした電子マネーサービスとの統合が可能であるという。同決済プラットフォーム上に、各種電子マネーサービスを統合することにより、雑然としたレジ前の決済端末を統合できる上、NFCを使った新たな顧客誘致活動であるO2O(Online To Offline)などの施策も共通端末で展開することが可能になる。