2014年6月11日12:04
トッパンフォームズは、各種電子マネーに対応するマルチ決済端末「VEGA5000S CT-NFC(J)」の販売を開始した。同端末は、トッパンフォームズのグループ会社であるTF ペイメントサービス(TFPS)が提供するクラウド型電子マネー決済プラットフォームサービス「Thincacloud/シンカクラウド」へ接続することにより、各種電子マネーによる多様な決済を可能にする。
同端末は、イズミが運営する大型ショッピングモール「ゆめタウン」で採用され、まずは高松と徳島の2店舗で電子マネー「nanaco」のサービスを開始した。また、ゆめカードの協力の元、同社が発行する磁気カード型電子マネー「ゆめか」への対応も予定しており、他の店舗への導入も計画されている。
トッパンフォームズでは、同端末を各種電子マネーに対応させることで、多くの加盟店から要望のある1 台の決済端末での決済手段の多様化を実現する。また、流通・小売業界への展開のみならず、タクシーでの車載利用など、さまざまなニーズに対応し拡販していくそうだ
なお、同端末は、ネットアライブが提供するEMV仕様準拠の端末にTFPSが改良を加えることで、FeliCa 性能検定Mクラスを取得し、「Thincacloud/シンカクラウド」への接続を可能にした。電子マネー決済に加え、クレジット決済やポイント処理など複数の用途に用いるマルチ決済端末であり、電子マネー決済にシンクライアント方式を採用することにより、端末コストを安価に抑えることができるそうだ。