2013年2月8日9:00
とてつもなく恐ろしい数字が飛び出した。2012年、中国のインターネット犯罪による経済的損失額は、464.4億ドル(約4兆円強)になった。中国人民公安大学の調査でわかった。
公安というから、機密諜報員の育成機関のようなものだろう。その調査だから、中国特有の誇大表現ではないはず。
サイバー犯罪の被害者は毎日70万人。これまた驚異的な数字である。毎日毎日70万人の被害者が経済的損失を負っているのだ。
調査では118,000件のインターネット犯罪を調査した。その大半は複数の被害者を巻込んでいる。調査対象となったもの以外にも、当局が関与するまでもない規模のものも多数あると報告している。
インターネット上のトランザクションは、中国国内といえども、統制がきかないようだ。インターネット犯罪を取り締る包括的な法律が必要だ、と調査レポートは締めくくっている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。