2013年2月13日14:33
リコーは、JR東日本メカトロニクスが提供する交通系電子マネー対応のホールド型決済端末と連携し、交通系の非接触式ICカード「Suica」でコピー・プリントサービスの決済を行えるシステムを開発したと発表した。同社が提供する統合プリント管理システム「Ridoc IO Gate(リドック アイオー ゲート)」のオプションとして、大学などの教育機関や図書館を中心に2月15日から提供を開始する。
Suicaを利用することにより、コピーやプリントの利用料金を、SuicaやICカード学生証に定期券などの交通乗車券機能を併せもった「Suica付学生証」で支払うことが可能になる。学生にとっての利便性向上に加え、集金やカードの運用コストと管理負担の削減にも期待している。同システムでは、クライアントPC側に特別なソフトウエアの導入や設定を行う必要がなく、シンプルな仕組みでシステムを構築できるほか、さまざまなタイプの運用にも柔軟に対応が可能だ。
標準価格(税別)は、30万円(専用ソフトウエア)で年間150本の販売を目標としている。リコーでは今後、対応可能な交通系電子マネーを増やしていく方針だ。