KDDIとローソン、リテールテックで新たな顧客体験と店舗運営を目指す未来のコンビニをオープン

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2025年6月25日7:50

KDDIとローソンは、2025年6月23日に、「TAKANAWA GATEWAY CITY」のTHE LINKPILLAR 1 NORTH 6階に未来コンビニ「Real×Tech LAWSON」1号店として、「ローソン高輪ゲートウェイシティ店」を開店した。オープン当日には、リテールテックを駆使した両社の取り組みを公開した。両社では、「Real×Tech LAWSON」での実証結果をもとに、日本全国、将来的には海外展開も視野に、他店舗への拡大を目指すという。

KDDI 代表取締役社長 CEO 松田 浩路氏(右)とローソン 代表取締役 社長 竹増 貞信氏(左)

KDDIが運営するローソン一号店
未来のコンビニで新たな顧客体験を提供

日本は、少子高齢化が進む中、生活の維持や強化が可能だ。コンビニエンスストアは、通信とテクノロジーの力で地域の「マルチハブ」としての役割が求められるという。

「Real×Tech LAWSON」は、未来のコンビニの位置づけとなり、KDDIが運営するローソン一号店だ。社員自らが企画し、社員がファーストユーザーとなっている。また、実験・実証を波及させ、他店舗へ波及させることを目指す。新たな顧客体験を提供するとともに、店舗運営の効率化も実現させるという。

「Real×Tech LAWSON」店舗に入ると「AI Ponta」がお出迎え。生成AIを搭載したPontaが温かみのある自然な会話から高輪の街や店舗のおすすめ商品などを教えてくれるという。「AI Ponta」は、来店のきっかけとなるコンテンツを提供することで、「マチのほっとステーション」としてローソンが育んできたリアルならではの温かさを、デジタル技術の力でさらに進化させるという。

その隣には「グリーンローソン」に続き、2店舗目の「からあげクン」注文端末を用意した。ネットスターズの「Starpay Order」と、キャッシュレスが可能なルミーズの「Salo」を採用。利用者はセルフレジでからあげくんの「BOX」タイプを注文し、熱々のからあげくんを受け取ることが可能だ。支払いは、QRコード決済はSunmi端末、クレジットカードや電子マネーはSaloで行う。

利用者のセルフレジ操作については、3Dアバターを通して遠隔からサポートする仕組みも導入。3Dディスプレイによってアバターが立体的に表示され、より豊かなコミュニケーションを実現するそうだ。また、酒・たばこ購入時も3Dアバターを通じて遠隔から年齢確認を行うことにより、店舗内の従業員の省人化につなげるという。

AIカメラでレコメンド
個室ブースでリモート接客も

店内には至る所にAIサイネージを設置。AIカメラを活用した行動解析によって、利用者の行動に合わせたレコメンドを行っている。

例えば、利用者が棚の前に滞在する時間が長ければ商品選択に悩んでいると判断し、ランキングやおすすめ商品を表示する。また、利用者が気になる商品のプライスレールに触れると、より詳細な詳細情報を受け取ることが可能だ。

サイネージでは、「からあげクン」の揚げたて情報を店内の全サイネージをジャックして知らせる。

また、サイネージでは、JR東日本と連携し、高輪の情報(天気、電車遅延、マチの混雑情報など)をリアルタイムで配信。利用者は店内にいながらリアルタイムでマチの情報を得ることが可能だという。

店内にはWebで購入できる展示品も設置。利用者は、プライスレールをタップすると、商品の紹介動画が流れる。

リモート接客体験の「Pontaよろず相談所」では、ブース内のリモート接客システムにより、通信・ヘルスケア・金融・清掃・家事代行など暮らしに関わるさまざまなサービスを相談できる。中でもオンライン診療とオンライン服薬指導は高輪ゲートウェイシティ店が初導入だという。同サービスでは、AVITAのアバター接客サービス「AVACOM」を活用しており、オペレーターの表情、口や手の動きをアバター上で再現している。

定量データに基づく運営改善を実現
映像解析は独自データ匿名技術を使用

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