2013年3月25日9:00
米国ではモバイル決済端末サービスが熾烈な競争を繰広げている。Square、Intuit、PayPalがビッグ3。米国ではSquareが頭ひとつ抜けている。
スモールビジネスを対象にしたこのサービスは、最初に採用されたところが勝ち。スマートフォンの普及とともに、市場は米国だけでなく世界に拡大している。
ただ、米国では磁気カードだけでよかったが、欧州はICカードが主流。欧州市場に参入するには、ICカードに対応したリーダが必要となる。
PayPalはICカードリーダとスマートフォンを連動したサービスで、英国に進出した。2013年3月、今度はIntuitもICカードリーダとPIN入力ができる端末を用意してPayPalを迎え撃つ。サービス名はIntuitペイである。Intuitは2012年11月に磁気カードリーダで英国に上陸している。これでは戦えないと、ICカード対応となった。
Intuitの強みはスモールビジネス向け会計ソフトのクイックブックと連動できること。請求書作成、決済、モバイル請求は簡単だ。欧州にはクイックブックのユーザもいる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。