2013年3月28日8:00
GMOペイメントゲートウェイは、2013年3月21日、「Googleショッピング」成功の秘訣と題したセミナーを開催した。
GMOペイメントゲートウェイは、同社の決済システムを利用するユーザーに対し、リスティング広告、オーガニックにおける上位表示施策など、「集客支援サービス」を行っている。同社によると、売上アップという目標を共有できるのは、決済代行事業者だからこそあり、加盟店と同じ目標を共有できるという。また、広告代理店やSEO会社の出身者を中心に集客支援サービスのメンバーは構成されており、「質の高い提案や運用を約束できる」と同社 企業価値創造企画室 集客支援グループ 課長 小林孝氏は自信を見せる。実際、これまでの実績として、利用するユーザーの約95%が売り上げに結びついているそうだ。手数料についても決済を利用するユーザーに対し安価に提供できるという。同社では、Google AdWords 2012年最優秀代理店に選ばれている。
Googleショッピングは、Googleを閲覧するユーザーの商品購入をサポートするサービスである。企業は、Googleショッピングに商品登録を行うことで、商品を探しているユーザーを結び付け、ショップのトラフィックと売り上げを増加させるという。
リスティング広告については、掲載企業が増えてくると費用対効果が悪くなる傾向にあるが、「Googleショッピングや商品リスト広告については、まだ実施している企業が決して多くはありません。だからこそ結果が出ている部分もあります」と小林氏は、早期の掲載が重要であると述べる。
最初の講演では、グーグル プロダクトパートナーシップ本部 ストラテジックパートナーデベロップメントマネージャー 中嶋千加子氏が、Googleショッピングの最新動向について解説した。
続いて、GMOペイメントゲートウェイ 集客支援グループ 菊池 真也氏が、Googleショッピングの徹底攻略法を紹介した。菊池氏は、Googleショッピング成功の秘訣は、ベーシックな「入札」であるとした。また、適切な「KPIの設定」ができていれば、それを見直すことで成果が大きく変わると説明した。さらに、SEOの視点で見ると、適切な商品フィードを登録、更新することが重要であると述べた。
最後の講演では、地球の歩き方T&E 通販事業部 部長 嶋田美保氏がGoogleショッピング運用の成果について紹介。GMOペイメントゲートウェイ 集客支援グループ リーダー 古沢祥一氏がその運用方法について説明した。地球の歩き方T&Eでは、Googleショッピングによりクリック数が3倍になるといった効果があったそうだ。
GMOペイメントゲートウェイでは、同セミナーの定員80名で募集を行ったが、開催前の早い段階で定員に達したという。当日も会場は満席となるなど、Googleショッピングに対する関心の高さをうかがわせた。