2014年10月22日7:00来店時の自動チェックイン、会計時にスマホをかざして決済が可能
GMOペイメントゲートウェイは、スマートフォンのアプリを利用して対面店舗での支払いが可能になるスマホ決済サービス「GMO Pallet」を紹介した。今後は、「EC-Orange POS」との連携も予定しており、エスキュービズムテクノロジーと連携してサービスを拡げていくという。
「GMO Pallet」は、無料の「GMO Pallet」アプリ(Android/iOS)をダウンロードして、クレジットカード情報(Visa/MasterCard)を登録した人が、店舗での支払いをチェックイン(スワイプ)と1タイプイン(暗証番号入力)で行うことで、カードを出さずにテーブル会計を行うことが可能なサービスとなる。すでに渋谷地域を中心に先行して店舗の開拓を行っている。また、登録時にカード情報をスマートフォンで読み取り、登録を簡素化させるなど、機能拡充も随時行っている。
オムニチャネルカンファレンスの会場では、アプリックスの「MyBeacon Pro近接域特化型 MB004 At」を利用したチェクインと支払いのデモが行われた。店舗には入り口とレジの2カ所にBeaconを設置。「MyBeacon Pro近接域特化型 MB004 At」は、15cm以内から2メートルまで距離を制御可能だが、入り口付近では2m、レジカウンターでは15cm以内に設定しているという。
利用者は店舗に入ると自動でチェックインでき、決済時は暗証番号を入力せず、FeliCa/NFCを利用した決済のようなイメージでスマートフォンをかざして決済が可能だ。決済情報は利用者のスマホに届けられる。現状はiOSのみの対応だが、Android 4.3以降であればアプリのアップデートで機能を利用することができる見込みだ。なお、Beaconを活用したサービスは渋谷の「淡路島の恵み」で利用されているそうだ。
GMOペイメントゲートウェイ イノベーション・パートナーズ本部PALLET事業推進室 室長 畑田泰紀氏は、「10月から、中堅以上の店舗も多いエスキュービズムと連携し、多店舗展開を広げるとともに、コンシューマー向けの訴求も強化していきたいです。また、今後はBeacon以外のサービスも検討する予定です」と意気込みを見せた。
※取材は2014年10月21日に開催されたエスキュービズムテクノロジー主催の「オムニチャネルカンファレンス2014」にて