2024年1月31日8:25
GMOペイメントゲートウェイは、2023年9月期連結ベースでScope1、2の温室効果ガス(以下、GHG)排出量実質ゼロを達成したと発表した。これに対し2024年1月24日にGHG排出量検証機関であるソコテック・サーティフィケーション・ジャパン(以下、SOCOTEC)より第三者保証を取得した。
同社および連結会社は持続可能な社会の実現に貢献すべく、GHG排出量の削減に向けた取り組みを推進している。2022年9月期に事業における電力の大半を消費する主要データセンターの電力に実質再生可能エネルギーを導入した。その後、他のデータセンターやオフィスへの導入も進め、2023年9月期連結ベースで自社オペレーションのGHG排出量(Scope1、2)を実質ゼロとする目標を達成し、カーボンニュートラルを実現したそうだ。年間約15兆円分の決済処理を、Scope1、2の排出量を実質ゼロのもとで行っており、同社の決済サービスを利用する加盟店のGHG排出量削減へつなげている。なお、GHG排出量の信頼性確保のため、2024年1月24日に検証機関であるSOCOTECによる第三者保証を取得している。
サプライチェーン由来のGHG排出量(Scope3)については、2030年9月期までに、対面決済の提供に必要となる決済端末の新規稼働台数1台当たりのScope3排出量を2021年9月期比で55%削減する目標を設定した。目標の達成に向けて、その大半を占める決済端末製品の購入ならびに使用に係るGHG排出量(カテゴリ1、11)、およびソフトウェア開発に係るGHG排出量(カテゴリ2)の削減に向けたサプライチェーンエンゲージメントに取り組んでおり、取引先の決済端末製造メーカーやシステム開発会社と、GHG排出量の適切な測定・削減に向けた対話を実施している。
同社は環境負荷の低いキャッシュレス決済を推進するとともに、同社と同様に環境負荷の低いオンラインビジネスやFinTechサービスを提供する国内外の事業者の成長に資するサービスの提供を通じて、利用者および社会の環境負荷軽減に取り組み、脱炭素社会への転換、持続可能な社会の実現を目指すそうだ。