2013年4月18日9:00
米国小売のオンライン売上高は、わずか7%。残りはオフラインの実店舗売上げだ。この市場を狙ってオンライン決済のPayPalやGoogleが食指を伸ばしている。
その推進力となっているのがスマートフォンやタブレット。オンラインとオフラインをシームレスに連携したサービスが可能となる。
オフライン店舗では既存POSからタブレットやスマートフォンを使ったモバイルPOSに移行が進む。では非接触決済を受付けるモバイル非接触POSの浸透度はどうなのだろうか。
コンサルタント会社のジャブリン(Javelin)によると、2012年の小売POSに占める非接触モバイルPOSの決済額は0.01%と小さい。2012年のオフライン店舗POS取扱高は3.98兆ドルだ。
それが6年後の2018年には4.2兆ドル。そのときの非接触モバイルPOS取扱高は54億ドルになると予測している。比率に直すと0.13%だ。非接触決済の道のりは遠い。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。