2013年4月16日17:37
リンク・プロセシングとNTTドコモは、両社のクレジット決済ソリューションに関する協力体制を一層推進すると発表した。今回、リンク・プロセシングでは、ドコモのAndroid OSを搭載したスマートフォンやタブレットを店舗のPOS端末として利用できるクレジット決済ソリューション「Anywhere」に、中国人観光客向けの決済サービス「銀聯(ぎんれん)」カード決済機能を搭載した。さらに、従来よりも安価な決済手数料で利用できる「一括契約サービス」を2013年4月17日より開始する。また、ドコモは、当該サービスの取次ぎなどを通じて、ドコモのAndroid端末を使った決済ソリューションの推進を進めていく。
今回、リンク・プロセシングでは、決済手数料を「3.48%+取引あたり10円(税別)のみ」(スタンダードプラン,初期費用を除く)で提供する。導入を検討する企業はリンク・プロセシングへ申込手続きをするだけで、Visa・MasterCard・銀聯の取り扱いが可能(複数回払いにも対応)になる。これにより、これまで手数料がネックで導入を見合わせていた中小規模の企業や個人事業主でもクレジットカード決済の導入に拍車がかかることが期待されている。
また、導入した企業にはスマートフォン上で売上と連動する簡易POSレジ機能やリアルタイムに取引明細を照会する機能、およびCSVファイルダウンロード機能などを無償で提供する。取引明細照会機能は、ウェブブラウザからの閲覧が可能なため、導入企業の本部など遠隔地からもアクセス可能だ。
リンク・プロセシングが提供するAnywhereは、ドコモをはじめとするクレジットカード会社と協力してサービスを展開しており、「カード決済継続課金サービス」、「マルチペイメント」「デビット」、「DCC」、「電子マネー」などさまざまな決済機能も今年度中にスマートフォン1台で利用できるようになるという。