2013年7月1日15:50
ジャックスとリンク・プロセシングは、リンク・プロセシングが運営するスマートフォン決済「Anywhere」のサービス普及に向けて連携することで合意したと発表した。
Anywhereは、Android OS を搭載するNTTドコモのスマートフォンやタブレット端末を活用したリンク・プロセシングが提供するモバイル決済ソリューションである。決済センターとの通信は、ドコモのFOMAやXiが利用できるため、決められた場所にあらかじめ固定回線を準備する必要がないという。
また、従来のクレジットカード決済端末と比較して、端末自体の価格が安価なため導入コストを抑えて決済インフラを拡充可能だ。
スマートフォンを利用したクレジットカードの決済ソリューションは、徐々に普及し始めているが、ジャックス経由でAnywhereを導入すれば、1回払いとリボ払いに加えて分割払いやボーナス払いも利用できるため、導入加盟店は顧客の要望に沿った返済プランを提案できるという。また、サービス導入費用についても、ジャックスカード加盟店向けに優遇価格を設定しており、各種料金の精算についてはジャックスカードで支払いできる。
ジャックスでは、同サービスの普及に向け、全国のジャックスカード加盟店からスマートフォン決済のニーズを吸い上げ、リンク・プロセシングへ紹介していく。すでに、全国のオートバイ販売店で形成する全国オートバイ協同組合連合会が、クレジットカード決済端末として導入を決定しており、2013年7月1日からサービスの提供を開始した。全国オートバイ協同組合連合会では、Anywhereの導入により、店頭での利用はもちろん、オートバイユーザーの自宅やイベント会場など幅広いシーンでの利用を見込んでいる。