2013年9月25日8:00
ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)は、2013年9月19日に、在日ロシア連邦大使館において、「2014年ソチオリンピックVisaクライアント会議」を開催した。会議には、Visaブランドのカードを発行するイシュアなどが参加した。
第22回オリンピック冬季競技大会は、2014年2月7日~2月23日までロシアのソチで開催される。実施競技・種目は7競技98種目。Visaでは、国際オリンピック委員会(IOC)のスポンサーとして、全世界的な規模でのマーケティング活動の権利、Visaの製品を販促するクライアントへのパススルーをする権利を有している。同社は、1986年以降、夏季7回、冬季7回と、約25年にわたりオリンピックをサポートしており、2020年の東京オリンピックまでのスポンサー契約を締結している。また、Visaブランドのカードは、オリンピック会場で使用できる唯一のカードとなっている。
長年にわたるスポンサーシップにより、Visaのカードホルダーの81%がオリンピックファンであると回答。また、37%の消費者がオリンピックスポンサーの商品やサービスを考慮する可能性があると回答しているそうだ。
ロシアでのソチオリンピックのチケットについては、支払い方法はVisaカードのみとなる。Visaではチケット発売を前に、Visaカード発行を促すキャンペーンを実施。また、2013年5月2日~29日まで、ロシア全土のMetroスーパーにおいて、ソチ関連グッズやソチ旅行がその場で当たるキャンペーンも実施した。さらに、ソーシャルメディア等を活用した販促活動も行っている。
国内でもテレビCM、Webサイトへのバナー広告、新聞広告、観戦ツアープロモーションなど、さまざまな告知を予定している。まず、選手を核として、オリンピックとファンを結びつける「Team Visa」プログラムを展開する。これは、2002年からVisaがグローバルで導入するオリンピックやパラリンピックを目指すトップアスリートをサポートしたプログラムで、ロンドンオリンピックの際は内村航平選手をサポートした。ソチオリンピックに向けては、全世界で約30名の選手が参加予定となっており、日本からも高梨沙羅選手が選出された。また、全日本スキー連盟ともスポンサーシップ契約を締結している。観戦ツアーについては、バンクーバーオリンピックの際は1万7,000人が応募したが、今回は2万人の応募を見込んでいる。
Visaのオリンピック資産活用に向けては、Visa自身が行うプロモーションに加え、国内のイシュアも告知が可能となっている。具体的には、Visaが実施するプロモーションをイシュアのカードホルダーも告知できる。また、イシュア独自の商品によるプロモーションも可能だ。
なお、イシュアは、「冬季オリンピック招待パッケージ」「Team Visa所属選手肖像」「オリンピックデザインVisaカードの制作」「Visa公式オリンピック/パラリンピックロゴの使用」「オリンピック関連イメージ画像の使用」「Visaオリンピックプレミアムグッズの提供」「Visaソチ2014ツールキットの使用」が可能となる。
同会議では、駐日ロシア連邦臨時代理大使 ゲンナーディ.A.オヴェチコ氏が挨拶を行った。また、2020年の東京五輪が記憶に新しい日本オリンピック委員会 会長 竹田恆和氏も駆けつけ、スピーチを行った。