2013年10月30日9:00
アリゾナ州立大学のビジネススクールとリッチモンドFRBは共同で調査を実施した。
18歳から25歳までのクレジットカード利用者は、過剰な負債と個人破産を深刻に考えていることがわかった。つまり、使いすぎを心配している。
人生における信用力を高めることが重要と考えているのだ。
2010年2月に施行されたクレジットカード法は、21歳以下の何人にもクレジットカードを発行してはならないという規制をかけている。ただし、親権者の同意や返済能力が認められた場合は除く。
調査結果から導いているのは、大学生にクレジットカードを発行するのは問題ないのではないかというもの。
しかし、クレジットカード法ができるまでは、捕食的な勧誘で多くの学生が犠牲になった。このことを考えれば、調査結果から短絡的に規制緩和を結びつけるのはどうだろう。
規制法によって、学生の使いすぎ意識が高まったということもある。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。