2013年11月15日8:00
メインカードに信頼のJCB ORIGINAL SERIES
国際ブランドJCBのノウハウが結実したプロパーカード
国内唯一の国際カードブランドであり、日本におけるクレジットカードの代表的な発行会社でもあるジェーシービー(JCB)。さまざまなカード発行会社と提携して世に送り出されるタイプのクレジットカードも多く擁するが、独自の機能やサービスが搭載された「JCB ORIGINAL SERIES」は、JCBが発行するプロパーカードの中核をなすといえる存在だ。
ORIGINAL SERIESパートナー利用でポイントアップ
セブン-イレブンやスターバックスでも貯まりやすい
JCB は1961年の会社設立と同時に、日本におけるクレジットカードの新事業としてプロパーカードを発行し、多くのユーザーの支持を集めてきた。永年にわたり培ったノウハウを結集し、メインカードとしてふさわしい新サービスをより充実させる意気で、プロパーカードのラインアップをJCB ORIGINAL SERIESとして刷新したのは2009年8月のこと。
「JCBでは『Oki Dokiポイントプログラム』という、カードのご利用に応じて貯まるポイントプログラムを展開しております。JCB ORIGINAL SERIESではポイントがなるべくたくさん貯まって、使っていただく楽しさ、商品に交換する喜びを感じていただきたいと思っております。リニューアルから4年が経ちますが、おかげさまでご好評いただいております」(ジェーシービー イシュイング本部 イシュイング推進部 商品開発グループ 副主事 及川宝氏)
Oki Dokiポイントがより多く貯まる場所が「ORIGINAL SERIES パートナー」加盟店だ。このシリーズのカードを使って加盟店で買い物をするだけで、通常より2倍以上のポイントが還元される。店舗により倍率は異なるが、最大10倍のポイントを得ることも可能なのだ。
代表的なパートナー企業は、セブン-イレブンやイトーヨーカドー、Amazon、スターバックスなど。日常生活に身近で、頻繁に利用するタイプの店舗が多く名を連ねている。エッソ、ゼネラル、モービル、昭和シェル石油といったガソリンスタンドでポイントが貯めやすいのも嬉しい。サービスを開始した当初は、パートナー企業からポイントの原資を負担してもらう展開も業界内で話題となった。
「なるべく全国のお客様がご利用いただけるお店で、主に日常業種にターゲットを絞ってパートナーになっていただく企業様を広げようという取り組みをしております。パートナー企業数は30~40になります」と及川氏。メインカードとして普段の買い物にも利用すれば、知らず知らずのうちにポイント数を積み重ねることができるサービスといえる。
さらに、ポイント関連では“海外ダブルポイント”も特筆だ。Web明細サービス「MyJチェック」に登録しておけば、海外のすべてのJCB加盟店で自動的にポイントが2倍もらえる。これもJCB ORIGINAL SERIESの全券種が対象となっている。
専用サイトとMyJCBの登録で便利に、お得に
web限定キャンペーンでポイントがもっと貯まる
海外ダブルポイントの条件となるMyJチェックは、JCBのインターネットサービス「MyJCB(マイジェーシービー)」上で明細を確認できるサービスだ。登録したEメールアドレス宛に、振替内容が確定したむねが案内される。郵送に先がけて利用料金を確認することができ、個人情報もしっかりガードできる。従来のような利用代金明細書は原則として郵送されないものの、確定分の明細をダウンロードすることも可能だ。
ちなみにMyJチェックは、オンラインでカード入会すれば自動的に登録されるので、手続きの煩雑さがないのも利点だ。JCB ORIGINAL SERIESでは、ORIGINAL SERIES会員専用サイトとこのMyJCBを軸に、インターネット上でのサービスを積極的に展開している。
「ORIGINAL SERIES会員様専用のサイトでは、ポイントがたくさん貯まるお店を一覧で見ることができます。また、なかにはweb上でキャンペーン登録をしないとポイント倍付けの対象にならないお店もございますので、ぜひご利用ください」と及川氏は教えてくれた。
スタンダードカード「JCB一般カード」
QUICPay搭載型なら小額決済もポイント付与対象
上記のようなポイントサービスが受けられるカードの、もっとも定番といえる1枚が「JCB一般カード」だ。JCBのいわゆるスタンダードカードの位置づけだ。高い稼働率を誇る人気のカードとなっている。
本会員の年会費は1,312円(税込)だが、オンラインで入会を申し込むだけで初年度無料となる。さらに、翌年以降はカード利用合計金額に応じて無料になるサービスがある。MyJチェックに登録のうえ、年間50万円以上の利用をすれば、本会員のみならず家族会員も無料というものだ。なお、家族会員の年会費は420円(税込)となっている。
MyJチェックへの登録は、ポイントの還元率や年会費以外にもメリットが大きい。旅行傷害保険もそのひとつで、事前に旅行費用をこのカードで支払うなど、所定の条件を満たすと海外・国内ともに最高3,000万円の付帯となる。
一般カードには、QUICPay(クイックペイ)の機能が搭載されたものもある。及川氏は「QUICPay一体型のカードはWebからのお申込みとなります。コンビニエンスストアなどでの小額決済に便利で、多くの方にご利用いただいております」と笑顔をみせる。カードを端末にかざすだけで決済が完了し、通常のカード利用と同じようにポイントも貯まる。後払い方式なので、チャージの手間が省けるのも長所だ。
カードフェースは基本的には1種類となっているが、2012年10月から特別デザインとして富士山をモチーフにしたものもリリースされている。富士山の世界文化遺産の登録と環境保全をサポートしてきたJCBならではの券面だ。葛飾北斎の「冨嶽三十六景 凱風快晴」をあしらったタイプは、この一般カード限定となっている。また、ゴールドカードと共通で、朝日に染まる雲海に立つ富士山を空撮した神々しい雰囲気の券面もある。
最高1億円の海外旅行傷害保険「JCB ゴールド」
国際ブランドとして海外渡航時の安心もきっちり提供
スタンダードカードの「JCBゴールド」は年会費1万500円(税込)となっている。キャンペーン期間中にJCBホームページから新規入会すると初年度の年会費が無料となるから、オンライン入会がおすすめだ。
空港ラウンジ、ゴールドデスクが利用可能、といった定番のサービスが付帯しているほか、このゴールドカードの機能で目を見張るのが、最高1億円の海外旅行傷害保険だ。ゴールドカードの海外補償額といえば、最高3,000万円や5,000万円という数字が一般的だろう。年会費をこの水準に抑えたカードとしては破格といえる設定だ。ちなみに国内については最高5,000万円の補償が付帯している。
「JCB ゴールドでお支払いいただいた場合に限るのですが、公共交通機関も最高1億円を補償しております。やはり国際ブランドJCBですので、海外でもしっかりお客様にご利用いただきたいですし、安心をご提供するという意味でも最高1億円という設定になっております。そのためにはより一層、海外で使えるお店を広げていかなければならないと考えております」(及川氏)
また、JCB ゴールドには一般カードと同じく、QUICPay搭載型のカードもオンライン入会限定で用意されている。海外旅行から、国内での日常の小額の買い物まで、これ1枚で何かと頼りになる存在なのだ。
年会費無料の29歳以下限定カード「EXTAGE」
「GOLD EXTAGE」には空港ラウンジサービスも
JCB ORIGINAL SERIESには、若年層向けのカードも加わっている。初めてカードを持つという人が多い29歳以下に申し込みを限定した「JCB CARD EXTAGE (エクステージ)」と「JCB GOLD EXTAGE(ゴールドエクステージ)」だ。
スタンダードタイプのEXTAGEは年会費が無料であるものの、海外旅行傷害保険は最高2,000万円までが補償される安心設計だ。「EXTAGEはレッド、シルバー、ブラックの3色の券面からお選びいただけます」と及川氏は説明する。いずれもシックな雰囲気だが、プレミアム感がひときわ漂うブラックの券面がラインアップされているのが目を惹く。
一方のGOLD EXTAGEは年会費が初年度無料、2年目以降は3,150円(税込)だ。廉価でJCBブランドのゴールドカードを手にできるうえ、この価格で空港ラウンジサービスやゴールドデスクの利用が可能など、ゴールドの名を冠したカードにふさわしい優待が受けられるのもアピールポイントだ。旅行傷害保険は海外、国内ともに最高5,000万円まで付帯。出張などで空港を使う機会が増えてきた若手ビジネスマンに優しいスペックだ。
EXTAGE、GOLD EXTAGEともに、基本的なポイントのシステムは一般カードと同様だが、特別ボーナスポイントとして、入会後3カ月は通常のカードの3倍、4カ月目以降の初年度は1.5倍が付与される。カードの有効期限はともに5年間。次のステップとしては、初回更新の際にEXTAGE はJCB一般カードに、GOLD EXTAGEは審査のうえJCBゴールドに自動的に切り替えとなる。
「今お持ちいただいているお客様はもちろん、これから会員になっていただく若いお客様に目を向け続けながら、サービスの開発や営業活動を行っていきたいですね。時間の経過に伴って見直しを図っていって、そのときのお客様にお喜びいただけるようなものを考えていかなければいけないと思っております」と及川氏は未来を見据える。
創業50年を超え、長い時間をともに歩んできた会員はもちろん、若年世代にも息の長いJCBカードホルダーになってもらうべく、JCB ORIGINAL SERIESはサービスのたゆまない深化を続ける。
取材(2013年10月):ペイメントナビ編集部 ペイメントナビゲーター 池谷貴