2014年1月21日15:11
KVHは、リンクと協業し、2014年1月21日から、ペイメントカードのデータを取り扱う際に必須とされるセキュリティ基準「PCI DSS」対応のクラウドサービス「KVH PCI DSS Ready Cloud」を開始した。
同クラウドサービスは、リンクが提供しているPCI DSS対応のクラウドサービス「PCI DSS Ready Cloud」に、KVHが展開する顧客専用のサーバー、スイッチ、 ストレージなどの専用IT環境を提供する「KVHプライベートクラウド」をシステム基盤として組み合わせて提供するサービスとなる。
今回KVHが提供を開始する「KVH PCI DSS Ready Cloud」は、このようなペイメントカード業界特有のシステム基盤構築における問題点を解決するべく、リンクがこれまで培ってきたPCI DSSに対する知識・経験と、KVHのシステム基盤を合わせて、PCI DSS に準拠するために必要なリソースをクラウドサービス(PaaS)で提供するという。KVHプライベートクラウドをシステム基盤として活用することで必要なソフトウェアやハードウェア等を自社投資する必要がなくなるため、より手軽に迅速にコストを抑えて、厳しい業界基準に対応できる自社専用の環境を構築することができるという。
「KVH PCI DSS Ready Cloud」の利用価格は、初期費用として180万円~、月額費用については、90万円~となる。KVHによると、通常、PCI DSSを自社で構築する場合、初期費用として1,500万円程度、月額コストは120万程度かかるというが、「KVH PCI DSS Ready Cloud」を利用した場合、通常と比較して初期費用を約5分の1に抑えることができるという。納期については、3カ月程度で対応可能だ。
なお、今回スタートアップキャンペーンとして、2014年6月30日までに申し込みを行った企業に対し、サービス導入後6カ月間は月額80万円~で提供するという。