2022年5月31日16:54
PCI DSS 準拠を促進するクラウドサービス 「PCI DSS Ready Cloud」「BIZTEL コールセンター PCI DSS」や、店舗向けのサブスクリプション(継続課金)決済端末およびゲートウェイサービス「Smart TG」を展開するリンクは、PCI DSSの最新バージョン4.0への効率的な対応と運用コストの削減を図る事業者向けに、PCI DSS Ready Cloud 「マネージドモデル」の提供を開始すると発表した。
PCI DSSの最新バージョンである4.0が、2022年3月31日に公開された。バージョン4.0では、新たな脅威やテクノロジー・決済業界の変化に対応し、最新の基準として維持するための変更が行われている。主な変更点は、①オンラインスキミングやフィッシングなどの新しい攻撃手法への対応、②多要素認証を実装するための要件追加、③カスタマイズアプローチの導入、④クラウドサービスの利用により準拠する場合の考え方の整理、の4つで、移行期間が終了する 2024年 3月 31日までに対応を終える必要がある。
今回提供を開始するマネージドモデルは、利用者によるPCI DSS バージョン4.0への準拠に求められる新たな要件に対応したサービスを提供することで、スムーズなバージョンアップを支援するそうだ。
PCI DSS Ready Cloud 「マネージドモデル」は、60社超の導入実績を有するPCI DSS準拠促進クラウドサービスをさらに進化させる新しいラインナップとなる。Amazon Web Services・Microsoft Azure・オンプレミス環境など、利用者のPCI DSSインフラ環境への対応が可能になったことに加え、PCI DSSの維持・運用にかかるコストと工数を削減するさまざまなサービスをパッケージ化している。
同サービスは、 バージョン4.0で追加された要件に利用者が対応できるよう、新機能や新サービスを順次提供していく。また、老朽化したPCI DSSインフラ環境からの移行や、カード会員データを取り扱うサブシステムでの利用、新たにPCI DSSに準拠する際など、幅広いシーンで活用できるとしている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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