2014年1月23日19:09
ユーシーカード(UCカード)は、近距離無線通信の国際標準規格であるNFCを活用した非接触IC決済サービス「MasterCard PayPass」と「Visa payWave」を2014年3月より取扱開始すると発表した。
第一号案件としては、全国展開する大手家具販売店の各店舗へMasterCard・Visaの最新仕様に準拠したNFC対応の非接触決済端末、約400台の導入を予定している。UCカードは今後3年間で4万台のNFC対応の非接触決済端末の導入推進を目指し、「MasterCard PayPass」、「Visa payWave」の受入れ体制の整備拡充と顧客の利便性向上を 図っていく方針だ。
同サービスでは海外及び国内の「MasterCard PayPass」、「Visa payWave」での支払いが可能となり、同機能のついたカードや携帯電話を端末にかざすだけで決済が完了することから、商品購入時のスピードアップが可能となり、会員の利便性の向上につながるという。
日本では、FeliCa仕様をベースとした電子マネーが普及しており、これまで基本的に日本人を対象とした非接触IC決済サービスが中心だったが、国際標準規格であるNFCを活用した非接触IC決済サービスの導入により、海外顧客への決済サービス拡充が期待できるそうだ。
また、2020年の東京オリンピックに向け、「DCC(多通貨決済サービス)」を含めた海外顧客向けのインバウンド事業を強化していくという。