2014年4月22日8:51
ビジネスと個人の支払いに対応した「iPay Wallet」
ルクセンブルクのiPay Internationalは、2014年2月末に開催された「モバイル・ワールド・コングレス2014」において、中小企業のビジネスと個人の支払いに対応したウォレットサービス「iPay Wallet」を紹介した。
即日アカウントへの入金が可能
口座に瞬時にアクセスするためのビジネスカードも発行
iPay Internationalが提供する「iPay Wallet」は、法人向けのモバイルPOSアプリケーションやモバイル・ウォレットに加え、個人用の支払いソリューションとして利用可能だ。
「iPay Wallet」は、ビジネス向けにiOS、Android、Windowsに対応した「モバイルPOS」のアプリケーションを提供している。ビジネス利用者は、スマートフォンとモバイルPOSの連携により、屋内に加え、外出先で決済が可能だ。また、銀行口座を介さずに、送金したり、決済することができるという。カード決済としては、MasterCard、Maestro、VISA ELECTRON、VPay、JCBへの対応が可能だ。また、決済後は、SMSや電子メールで領収書が送られる。
「特徴としては、トランザクションが行われた際、即日にアカウントに入金され、当日にアクセス可能な点です」(iPAY International S.A. Executive Chairman Christo Georg氏)
ビジネス利用者は、「iPayWallet」口座に瞬時にアクセスするための無料のMasterCardのビジネスカードを作ることもできるという。また、「iPay Wallet」に入っているお金はATMでも引き出すことが可能だ。
なお、決済用の端末は中国の企業から購入しているが、mPOSのソフトウェアは自社で開発しているそうだ。
個人向けのウォレットサービスも提供
MWCではMasterCard PayPass搭載のタグを配布
また、「iPayWallet」は個人用としても利用できる。利用者は、店舗やインターネットにおいてモバイル・ウォレットを利用して支払うことが可能だ。
また、iPayCardやiPayTagの支払いを管理することができるという。利用者は、家族や友人にお金を送信・受信したり、iPayレジ経由でインターネット決済できるという。また、iPayCardで現金を引き出したり、iPayTagを利用して非接触決済が可能だ。
MWCの会場ではMasterCard PayPassを搭載した「iPay Tag」を配布。登録者に10ユーロをプレゼントしていた。