2014年5月24日9:00
英国では非接触カードの利用が急上昇しているが、米国では非接触カードを廃止する銀行がでてきた。
JPモルガンチェースは、ブリンク(Blink)という非接触カードを廃止すると発表した。ブランドをVisaからMasterCardにリプレースするにあたり、非接触チップをカードにつけないことにした。
理由は非接触機能を使う利用者が少なく、それを受付けるマーチャントも少ないから。コスト高の非接触カードを発行する意味はなく、だれも驚かないという見解だ。
非接触よりもはやく対応すべきはICカード。2015年10月からは、ICカードを受付けずに不正がおきた場合、マーチャント責任が問われるようになる。この対応が急務だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。