2014年11月22日9:00
米国のモバイルPOS市場は、装着するカードリーダや手数料の戦いから、コンテンツの戦いになってきた。もはや磁気ストライプ対応のドングルだけでは生き残れない。
レストラン業界に強いmPOSベンダーのリベル(Revel)はシリーズCファンディングで、なんと1億ドルを調達した。実績が認められたと言っていいだろう。
リベルは2010年創業。iPadをベースにしたPOSソリューションをクラウドベースで提供している。ターゲットはレストランやグローサリー業界。その専門性に磨きがかかっている。
POSシステムに加え、給与支払い、在庫管理、CRMなど業界を熟知したコンテンツを提供しているのだ。さらに、オンライン注文やモバイル決済、ギフトカードの発行、先進的な会計管理ソリューションもメニューに加えた。
リベルは調達した資金をiPadPOSというジャンルでナンバーワンになるために使う。具体的には、営業や運用、開発などである。直近ではスムージーキングと契約、700カ所強の店舗に導入が決まった。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。