2015年4月13日10:38
クレディセゾンと連結子会社のアトリウムは、アトリウムが保有する恵比寿駅西口の不動産を活用し、「(仮称)恵比寿駅前西口開発プロジェクト」を推進している。
同プロジェクトは、アトレを運営者とする商業施設として、2016年春の開業に向けて準備を進めている。アトリウムは、同プロジェクトを契機として不動産の流動化事業はもちろん保有する不動産の価値を高めるための企画・開発にも積極的に展開していくという。
アトレは、1997年10月、恵比寿に集まる成熟した感性を持つ人々に向けて、アトレ恵比寿店を開業したが、同プロジェクトを通じて、さらに恵比寿の街の価値を向上させることを目的に、食料品やカフェ・雑貨など「上質で快適な日常生活」を提供し、新しい恵比寿の顔を創り出していきたいとしている。加えて、計画建物の外観を透過性の高いものとすることで、街と融合した賑わいのある 西口駅前広場を形成し、屋上に心地よいテラスを設置することで、緑あふれる落ち着いた空間を提供していく方針だ。
また、計画建物とJR恵比寿駅を接続する「西口連絡通路」を新設することで、恵比寿駅西口と東口をつなぐ新しい歩行者動線を整備し、街の東西をつなぐ動線の多様化と流動の活性化に寄与していきたいとしている。
今後、恵比寿エリア全体の活性化を図るために、クレディセゾンが日本全国で展開している「街カードフェスティバル」を開催するなど顧客基盤を活かし、街と一体化した施策を実施して予定であるという。