2015年4月21日9:00
南太平洋のパプアニューギニア(PNG)は政府の給付や決済をキャッシュレスに移行すると発表。現金よりももっと快適な暮らし連合(The Better Than Cash Alliance:BTCA)のメンバーとなった。太平洋諸国で初のメンバーだ。
この参加を受けて、PNG政府は政府の給与や生活保護費の給付などを含むすべての決済を電子化し、キャッシュレスにするとコミットした。
目的はキャッシュレスによって国民の利便性を高め、安全で透明性の高い経済を推進することである。BTCAは国連が主体となる組織で、現金から電子決済への移行をコミットした各国政府や開発機関、企業が参加している。
PNGではキャッシュレスによって国民の金融互助を加速する。具体的にはモバイル決済やブランチレスバンキングである。政府は社会コストを削減し、経済を活性化できるというメリットがある。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。