2015年6月16日17:38
楽天は、「楽天スーパーポイント」をアプリ内で付与できるサービス「楽天リワード」のソフトウェア開発キット(SDK:Software Development Kit)をイードに提供しており、このほどイードは、同社が提供するiOS版アプリ「おでかけランチ検索 30min.」において「楽天リワード」の搭載を開始したと発表した。同サービスは、これまで楽天グループサービス内の一部アプリのみに搭載されていたが、外部サービスアプリに搭載されるのは今回が初めてとなる。なお「楽天リワード」は、今後イードのほかの一部アプリにも搭載される予定だ。
「楽天リワード」は、アプリに特化して提供しているサービスとなる。同サービスを搭載するアプリでは、ユーザーに「楽天スーパーポイント」を獲得できる「ミッション」を与えることが可能となり、利用率向上や広告収益拡大が見込めるという。
「ミッション」には、「アプリを起動する」といった簡単なものから、アプリの継続利用や「ミッション」実行後に表示される広告をタップしたり、動画の視聴を行ったりすることで追加のポイントを獲得できるものなどがあり、それぞれに得られるポイントが設定されている。
従来、「楽天リワード」を搭載してきた楽天グループサービスのアプリでは、導入後にアプリの起動率や継続利用率などが向上するとともに、ユーザーのアプリ内での滞在時間も長くなるなどの成果が出ているという。例えば、マンガで最新ニュースを読めるアプリ「楽天マンガニュース」では、「マンガニュースを10本完読するとポイント付与」というミッションを設定したことにより、アプリの起動率が高まり、滞在時間も延びたそうだ。
イードは、「楽天リワード」の搭載により、同社アプリの利用率や広告収益拡大が促進されることを期待している。楽天は、イードのアプリに「楽天リワード」を搭載することで、楽天会員がさらに「楽天スーパーポイント」を獲得できる機会を創出し、ユーザー層の拡大を図っていきたいとしている。