2015年7月15日9:00
ギリシャ政府は1日の現金引出しと送金に利用制限をかけている。1口座あたり60ユーロ、約8,100円だ。
現金の引出しを制限すれば、制限を受けないカードの利用が増える。と、いうのが一般的な見解である。
しかし実際はカードを受付けないマーチャントが増えている。スモールビジネスでそれが顕著だ。
レストランやパパママストアでは現金支払いを要求するところが増えている。なぜか。
それは銀行破綻で立替払いが実行されなくなるという噂のせいである。
スモールビジネスにとってキャッシュフローが滞れば、死活問題になる。仕入れ調達ができず、従業員の給与も支払えない。
国家の破綻は、国民生活の破綻につながる。日本国民と政府は財政の早期健全化にもっと注力すべきである。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。