2015年8月6日15:01
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、リアル店舗用のスマートフォン決済サービス「GMO Pallet」をエスキュービズム・テクノロジー(Sテック)が2015年8月6日より提供開始する店舗専用の会員アプリ作成サービス「Orange(オレンジ) Club(クラブ)」に導入したと発表した。
GMO-PGは、リアル店舗とECサイト双方の効率的な運営を決済面から支援することで、小売・流通業やEC事業者などのオムニチャネル化を促進していきたいとしている。
Sテックが提供する「Orange Club」は、”ホームページを1社1つ持つように、自社ブランドアプリを1社1つ持つ”という考えのもと開発された、店舗が顧客に対して発行する会員カードの機能と、「GMO Pallet」のスマホ決済機能を搭載したスマホ向け会員アプリ(iOS/Android対応)が作成できるサービスとなる。また、Sテックが提供する「EC-Orange」で構築されたECサイトへ、会員アプリ内からシームレスにアクセスでき、消費者はアプリから離脱することなくECサイトでの購入を行うことが可能となる。
「Orange Club」の店舗・事業者のメリットとして、リアル店舗とECサイトで収集した顧客情報、購入履歴、ポイント情報などをリアルタイムに一元管理できるという。また、プッシュ通知機能などのスマホの機能を活用した販促ツールとしても活用可能なため、例えば、店頭で購入された商品の関連商品を消費者がECサイトを訪れた際にレコメンド表示するといったことが行えるそうだ。
消費者(会員アプリユーザー)のメリットとしては、リアル店舗とECサイトでシームレスにポイントを貯め、活用することが可能だ。また、店頭で気になったものをアプリのお気に入りに登録しておき、後で吟味してアプリ内からECサイトにアクセスし、購入することもできるという。さらに、店頭とECサイトの区別をせずに、購入履歴を会員アプリ上で確認することができる。そのほか、会員アプリ内にクレジットカードを登録しておくと、アプリ上の「決済」を選択するだけで、財布を出さずにスマホでカード払いができ、ストレスなく店舗での購入ができるという。
なお、「EC-Orange」で構築されたECサイトは、GMO-PGの「PGマルチペイメントサービス」が取り扱う、クレジットカード決済やコンビニ決済、代引き払いなどといった多様な決済手段の中から、必要なものを選んで導入することが可能だ。
GMOペイメントゲートウェイ株式会社
GMO-PGは、ネットショップや SNS・スマートフォン上で展開するコンテンツなどの非対面販売型の事業者、NHKなど月額料金課金型の事業者、並びに日本年金機構や東京都等の公的機関など5万4,000店舗(GMOペイメントゲートウェイグループ2015年3月現在)の加盟店に、クレジットカードをはじめとする決済処理サービスを提供しております。消費者と事業者にとって安全性が高く便利な決済を実現し、日本の決済プロセスのインフラになることを目指しております。決済業界のリーディングカンパニーとしてイノベーションを牽引し、日本のEC化率の向上に貢献いたします。