2015年12月22日12:46
東急電鉄は、2015年12月22日~2016年1月10日まで、「東急アクセラレートプログラム」(TAP)最終審査会で「渋谷賞」を受賞したアクアビットスパイラルズと共同で、NFC機能を活用したスマートポスターのテストマーケティングを開始すると発表した。
同取り組みは、渋谷文化プロジェクト10周年記念キャンペーンと連携し、同社が保有する技術でスマートフォンをかざすだけでさまざまな情報を配信するIoTデバイス技術「スマートプレート」を活用し、渋谷の街に関する情報を発信するもの。TAPの受賞企業では、初のテストマーケティング実施となるそうだ。
渋谷文化プロジェクトは、2005年12月に設立された渋谷特化型情報サイトとなる。渋谷のエンターテインメント・グルメ情報などのほか、渋谷再開発工事の状況や渋谷を中心に活躍する人が渋谷について語るインタビューなど、さまざまな情報を発信している。今年12月でサイトが開設から10周年を迎えることから、サイト内に蓄積してきた渋谷の魅力を、より多くの人々に発見して楽しんでもらうことを目的に、同キャンペーンを企画したという。
同取り組みでは、同期間内に渋谷駅構内や周辺の工事現場の仮囲いなど5カ所に渋谷区観光大使/ミュージシャン小宮山雄飛氏や金王八幡宮のウィルチコ権禰宜(ごんねぎ)など、渋谷に縁のある人が登場した5種類のポスターを掲出。ポスターに設置された「スマートプレート」にNFC対応のスマートフォンをかざすと、渋谷の歴史やおもしろスポットなど、渋谷の街に関する情報がスマートフォンに配信される。
東急電鉄では、今後もTAPの受賞企業とともに随時テストマーケティングを実施し、2016年4月から業務提携などを検討していく予定だ。