2016年4月17日9:00
米国でデビットカードの上限規制がスタートしたのは、いまから5年前。それをさらに引下げようという動きが出てきた。
現在トランザクションあたり約24セントの手数料。しかし、カード発行会社のコスト増分を考えたとしてもまだ高い。米国小売連盟はそうコメントしている。
米国小売連盟によると、デビットの上限規制で年間約85億ドルの節約になっているが、その3分の2を消費者に還元しているという。
カード発行会社の処理コストをFRBが試算したところ、1件あたり4セントだった。これに基づいて12セントに設定しようという動きがあったが、カード会社のロビー活動で約24セントになった。
今回の動きで、米国議会は引下げに賛同するという見方が強い。