2016年4月16日0:13
大丸松坂屋百貨店は、中国の SNS 「QQ(キューキュー)」のモバイル決済機能「QQ Wallet(キューキューウォレット)」を、日本の百貨店では初めて2016年4月13日から全国8店舗に導入した。
導入店舗は、大丸が札幌・東京・梅田・心斎橋・京都・神戸の計6店舗、松坂屋が上野・名古屋の計2店舗となり、化粧品売場で決済が利用可能だ(心斎橋店は南館3階 名品店、南館4階 化粧品売場が対象)。代理店はネットスターズとなる。
同社では訪日外国人旅行客の買物利便性を向上するために、2015年9月に大手SNSサービス「WeChat(ウィチャット)」のモバイル決済サービス「WeChatペイメント」を導入している。
「QQ」は「WeChat(ウィチャット)」と同じく、中国を代表するインターネットサービス企業テンセント社が運営するSNSサービスとなる。若年層を中心とした月間約6億4,000 万人のユーザーに利用されており、2014年からはモバイル版に決済機能を搭載した。2015 年からは店舗での使用も可能となり、「QQ Wallet」の利用者は1億人を超えている。この決済機能を導入することにより、同社のアカウントを通じて店舗情報を発信するなど、継続的なサービスの提供が可能となるそうだ。