2016年4月22日9:00
2015年10月、米国でライアビリティシフトがスタートした。カード不正利用を防ぐのが目的だ。そのため、プラスチックカードはICチップ搭載、マーチャント決済端末にはIC読取りが義務づけられた。
2016年3月時点でどれだけIC化が進んだのか。まずはCreditCards.comの調査から。932人のクレジットカード保有者への電話調査では、70%が1枚以上のICカードを保有していることがわかった。
ICカードへの使い勝手はどうか。59%は問題なし。16%が処理に時間がかかる。12%が受付けるマーチャントが少ない。と回答している。
では、マーチャントのICカード受付端末の設置状況はどうか。Strawhecker Groupの調査によると37%。Retail Partnersの調査ではわずか22%となっている。マーチャント普及のハードルは高い。