2015年5月18日9:00
金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)は、Bitcoinの仕組みを利用した新たな仮想通貨を開発しているリップルラブズ(Ripple Labs)とその子会社のXRPに対し、両者合わせて70万ドル(約8,400万円)の罰金を課した。
罪名は銀行秘密法(the Bank Secrecy Act)の意図的侵害だ。リップル通貨(XRP)販売に先立って、FinCENへの登録義務を怠ったためである。
それだけでなく、適切なマネーロンダリング防止策を導入していなかった。そのため、数件の疑わしい取引を報告していなかったことによる。
これらの侵害は2013年から2014年初頭にかけてのものである。リップルラブズは今後すべての取引の適正なモニタリングと、2020年まで2年おきに監査を受けなければならない。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。