2016年5月9日9:00
中国のチャットアプリWeChatを傘下にもつテンセント(Tencent Holdings Ltd.)は、シンジケートローンで20億ドルを調達した。金融ビジネスを拡大し、M&Aを加速するためである。
テンセントはアリババと激しい競争を繰り広げている。アリババが30億ドルを調達したのをみて、今回20億ドルを調達した。
テンセントは2015年11月にシンジケートローンで15億ドルを調達。テンセントが支援するオンディマンドのMeituan-Dianpingは2016年初頭に33億ドルを調達している。
テンセントの出資銀行ウィバンク(WeBank)は、2015年ウィーチャット利用者向けに少額融資をスタート。アリババグループの金融会社アントフィナンシャルへ宣戦布告した。
今回のシンジケートローンには、ANZやシティグループ、中國銀行(Bank Of China)、日本からはみずほ銀行も参加している。