2016年7月29日12:40
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティング(LM)は、韓国SKグループの SK planet Co., Ltd.が運営する韓国最大の共通ポイントサービス「OKキャッシュバック」と連携した訪日客向けの共通ポイントサービスの提供に向けて、SK planet Co., Ltd.の日本法人であるSK planet Japanとの業務提携に合意したと発表した。
同サービスは、訪日客が日本国内のPonta提携店舗で買い物をする際に、スマートフォン向けアプリで動作する「デジタルPontaカード」機能を活用することで、共通ポイントサービスの利用が可能となるもの。2015年12月より第一弾として、台湾の共通ポイント「得易Ponta」会員向けにサービスを提供しているが、このほどSK planet Japanと提携し、3,400万会員を有する韓国最大の共通ポイント「OKキャッシュバック」会員向けにサービスを拡大する。今秋を目処に、「OKキャッシュバック」会員は訪日時、対象のPonta提携店舗の店頭で、自身のスマートフォン画面を提示するだけで、ポイントを貯めて、使えるようになる。また、日本で貯めたポイントは帰国後に韓国「OKキャッシュバック」ポイントに移行され、使うことができる。
2010年3月に開始した共通ポイントサービス「Ponta」は、人口40億人のアジア市場を見据えた事業展開を目指しており、2016年7月現在、日本と同じサービスブランド・キャラクターを活用し、インドネシア・台湾に展開している。LMは共通のサービスブランド・キャラクターと、世界的に普及しているスマートフォンを活用し、国を跨いだ共通ポイント事業パートナー間で協業することで、訪日客および日本からの海外旅行客がボーダレスに共通ポイントサービスを利用できるようにすると同時に、各国の提携企業のインバウンド需要に対応していく方針だ。また、展開各国の共通ポイント事業パートナーと事業運営ノウハウ・マーケティング事例を共有するとともに、将来的にはインフラ共通化を視野に入れ、各国事業のコスト競争力強化を図る。