2016年9月18日9:00
日本人とドイツ人は似通ったメンタリティをもっているようだ。マイナス金利のドイツでは、自宅の金庫に現金を貯めはじめた。
日本は口座客にマイナス金利を適用していないが、ドイツの銀行の中には大口預金者に対し、マイナス金利を課すところもでてきた。
年金に頼っている高齢者にとって、マイナス金利を課せられたらたまったものではない。預金をくずし、金庫を買って自宅で現金を貯め込んでいる。
ドイツ人が小売店で支払う際、約80%が現金取引だ。米国の約2倍である。ドイツ人のATM現金引出額の平均は256ドル。米国人は103ドルで、これも2倍強である。
マイナス金利はキャッシュレス化の進行を遅らせる可能性がある。